日越夫婦絵日記#03「山はどうして寒いのか」

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山はどうして寒いの?

夫くんは、なんで?どうして?人間です。

すぐに「なんで?」「どうして?」と聞いてくるし、自分でもすぐに調べ出します。

(子どもってそういう時期があるらしいですね。夫くんは成人済み。)

夫くんのなんで攻撃に、当たり前だと思っていたことの理由を知らないことに気づかされることが多々あります。

自分の当たり前は当たり前でなかったりする

少し話は変わりますが、自分と違う環境で育った人たちの中にいると、自分の当たり前が当たり前でないことに気づくシーンに遭遇することが多いです。

隣の家でも家庭環境が違うので、クラスの子とだってそういうことはありますよね。

国が違うと、さらにもっと感覚が違うことが多い気がします。

アメリカのカレッジに入学する前に付属の語学学校に通っていました。

英語が母国語でない留学生が集まるクラスなので、アジア、ヨーロッパ、南米、中東とさまざまな国から来た友だちがいました。

そのときに私が衝撃だったのが人間の進化論が当たり前ではなかったことです。

クリスチャンの友だちは皆、私にとっては神話であるアダムとイヴの話を現実ととらえていて、猿から人間になったなんていう話は信じていないのです。

「え、なんで?人間が進化したなんて当たり前じゃん。アダムとイブはおとぎ話に決まってるじゃん」と思いました。

でも、話しているうちにわからなくなりました。どちらが正しいかなんてわからないのです。

私がダーウィンの『進化論』を信じているのは、子どもの頃からそういう教育を受けてきたから。

詳しく研究したことがあるわけでもないので、私は進化論の正当性を示す根拠なんて知りません。

もしかしたら、私たちはアダムとイヴの子孫であるほうが事実なのかもしれません。

一番仲良かった韓国人の友だち(クリスチャン)に「それなら、進化論はまったく信じてないの?」と聞きました。

「わからない…。進化論が正しい可能性もあると思うから、混乱している…。」と言っていました。

標高が高いと寒い理由

これを機に実際に山がどうして寒いのか調べてみました。

標高が上がると気温が下がるのは、気圧が下がることが原因だそうです。

地球の周りを覆っている空気は、標高が上がるほど薄くなり、気圧が下がります。

そして、空気には、気圧が下がると温度が下がる性質があるとのことです。

太陽はもともと地球のはるか遠くにあるので、些細な太陽との距離の変化よりも気圧の変化が勝つのですね。

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