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食べ合わせが大切
ベトナム人の夫くんは、食べ合わせを非常に気にします。
私は細かくレシピを見て作るタイプの人間ではありません。
よほど食べたいものがあればレシピを調べて作りますが、普段は感覚で材料をぶちこんで作る創作料理が基本です。
意外でも何でもないと思いますが、男の料理タイプなのです。
夫はそれに納得せず、材料が一緒に食べて大丈夫なものなのかをスマホで調べてチェックします。
一つで食べたら大丈夫なものでも、一緒に食べると危ないものもあると主張します。
ベトナムの料理はよく考えられている
夫くんに話しても信じてもらえずに未だに詐称を疑われていますが、私は中医薬膳師の資格を持っています。
「あなたの場合は、まずお料理教室に通ったほうがいいのでは…」という母親の意見を無視して申し込み、2年かけて結構頑張ってとった資格です!
中医学に基づく薬膳学では、材料の組み合わせを相乗(そうじょう)や相剋(そうこく)などにわけて考えます。
それぞれの材料の効能が増す組み合わせもあれば、お互いの効果を台無しにしてしまう組み合わせも。
「これとこれは組み合わせるべきでない」という考え方もあります。
これは完全に私の個人的見解ですが、中国の食文化の影響を強く受けているベトナムに中医学の考え方が浸透していても不思議ではありません。
そうやって昔からあるベトナムの食べ物を見てみると、よく考えられた組み合わせのものが多いと感じました。
食べ物から相手の文化や考え方が見える
料理や食事の仕方には、相手の文化や考え方に関する情報がたくさん含まれていると思います。
「えー…そんなことまで気にして面倒くさーい」と言って終わらせてしまうこともできますが、相手と自分のやり方が違ったら、新しいことを知るチャンス。
(実際材料について調べるのは夫くんなので、私は面倒くさくない。)
ご飯の準備一つでも、新しい刺激と発見がいっぱいです!
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