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「さん」はsan?sang?sam?
ベトナム語は、音を細かく分けて考えます。
日本人にとっては同じ音でも、違う音に聞こえることがあるようです。
50音で発音する日本語は、他の国のほとんどの言葉と比べても音の数が少ないと思われます。
アメリカに住んでいるとき、韓国や台湾の友だちからも同じようなことを言われたのを思い出しました。
私たちが同じ言葉を言っても違う言葉に聞こえる
私はベトナムに来た当初、技能実習生の送り出し機関で日本語教師をしていました。
実習生と会話のテストをするとき、みんなに同じ単語を使っているつもりでも、実習生からすると違う単語に聞こえているということが何度もありました。
テスト中の「今日」という単語に対して、「『きょう』ならわかります。先生は『きょう』と言いました。」と言われて、私は混乱する感じです。
私の発音がブレては実習生の日本語力を平等にはかれないのではないかと思い、まったく同じに発音する方法について考えたこともありました。
けれど、実習生はこの後実際日本に行って仕事に従事するわけです。
「〇〇さんの使う音と××さんの使う音がちがうから言葉がわからない」では、困ります。
そこは慣れてもらって、文脈や状況から判断してもらう力をつけさせないといけないと思いなおしました。
逆に、こちらがベトナム語を話しても、私の発音が彼らの認識したものと少しでも異なれば通じないケースが多いです。
「いやいや、ちょっと違うけど同じような音やん。わかるやん。」と思っても、ベトナムの人から聞いたらまったく別物に聞こえるようです。
ベトナム語は他の外国語と比べるとまだまだ教材が少ないように思います。初級レベルからしっかりめに単語や文法を身に着けられる本↓↓
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