友達って本当に必要？
「友達は大切」「友達がいなければ生きていけない」
子どもの頃から、ずっと言われ続けてきたことですよね。
けれど、友達の存在がストレスとなるケースも少なくはありません。
友達って、本当に必要なものなのでしょうか？
今回の記事では、友達がいらないと思う理由について解説します。
友達がいないメリットとデメリットについてもお伝えしますので、ぜひ友達付き合いに疲れたときの参考にしてください。
1人でも大丈夫
何となく「友達が少ない=よくない」「友達がいない人=問題がある人」のような雰囲気を感じて、無理やり友達との付き合いを続けている人もいるのではないでしょうか。
実際には、1人でいることに問題はありません。あなたが孤独よりも充実感を抱くのであれば1人で過ごすのは大切な時間です。
友達がいないことに問題があるとするのであれば、誰かに依存していないと生きていけないことにだって問題があると言えます。
実際に、友達がいらない派の人は増えてきています。これまでは当たり前だった「友達は必要」という考え方が変わってきているのです。
見方によって、同じ事実でも捉え方はいくらでも変わります。世間の決めた基準というのはいい加減なものです。
それならば、自分の気持ちに従って居心地のいいほうを選択したいですよね。
友達がいらないと思う理由
ここからは、友達がいらないと思う理由についてあげていきます。
付き合いが面倒
友達がいらないと思う人の中には、友達付き合いに面倒を感じている人が多いです。
友達の数が多いと、それだけ付き合いに費やす時間も多くなります。
もちろん友達と過ごすからこその楽しい場面もあるでしょうが、それ以上に億劫なことが多い場合には友達は必要ないと感じられます。
どうでもいい噂話や愚痴に付き合ったり、マウントをとるような自慢話を聞いたりする時間は不毛に思えますよね。
気疲れする
「友達だから気兼ねなく過ごせる」という人ばかりではありません。
周囲の人に気を遣う人ほど、友達と長い時間を過ごすと気疲れします。
後から思い出して「あのときの言い方は誤解されたかも」「怒らせてしまったかもしれない」などと考えるのも、疲れます。
繊細な人が友達は必要ないと思うときに、よく見られる理由です。
他のことに時間を使いたい
友達と過ごす以上に夢中になっていることがある場合、友達付き合いの時間がもったいなく感じられるかもしれません。
あなたの人生の時間は、あなたのためのもの。自分の使いたいように使うべきです。
自分のしたいことを犠牲にして友達との付き合いを優先したときに、後悔を友達との時間のせいにするほうが避けたい事態です。
必要性を感じない
そもそも友達の必要性を感じない人も存在します。
1人で何でもこなせるタイプの人に多い理由です。
特に大人になると班行動や委員会活動などもなく、普通に生活していて友達がいなくて困る場面はほとんどありません。
自分は友達を頼る気がないのに、友達から当てにされるのがストレスになるケースもあるでしょう。
バランスのとれる関係でないと、どうしても疲れてしまいますよね。
家族や恋人がいればいい
家族や恋人が大切であって、友達の優先順位が低い人もいるでしょう。
私たちに与えられた時間はかぎられています。
友達とたくさんの時間を過ごせば、そのぶん他の人との時間は削られます。
家族や恋人との時間をたくさん確保したければ、友達は必要ないと感じるかもしれません。
友達がいないメリット
友達がいないことで得られるメリットも存在します。
ここからは、友達がいないメリットについてご紹介します。
自分のために時間やお金を使える
友達がいないと、友達付き合いに費やしていた時間やお金を自分のために使えるようになります。
本当は行きたくない飲み会や集まりに無理して参加した経験がある人は少なくないのではないでしょうか。
毎月の支出を見なおすと「1番かかっているのは交際費」ということも珍しくありません。
友達付き合いがなくなると、結構大きな時間やお金が浮くことになります。
自分軸で判断や行動ができる
自分軸で考えていろいろなことを決められるのも、友達がいないメリットです。
友達がいると、つい友達の意見に流されたり、顔色をうかがって自分の気持ちに嘘をついたりすることもあるかと思います。
判断や行動の基準が自分ではなく友達になってしまっていると、自分の本当の声が聞こえづらくなり、判断力も低下します。
友達がいない状態で1人で過ごすことは、自分と仲良くすることでもあります。
友達関係のトラブルがなくなる
友達がいなければ、友達関係のトラブルで悩む必要がありません。
私たちが抱える悩みの多くは、人間関係によるものですよね。
仕事の人間関係や家族との関係だけでも大変なのに、そこに友達関係のトラブルが入るといっぱいいっぱいです。
必要のないトラブルから逃れることで、他の問題の解決のためにもっと意識と時間をかけて取り組むことも可能になります。
友達と自分を比較することがなくなる
「他者と自分を比べるべきではない」とわかっていても、周囲と自分をまったく比較せずに生きていくのは難しいものですよね。
比較する相手が友達であれば、なおさら落ち込んでネガティブな気持ちになってしまうこともあるでしょう。
友達がいないことのメリットは、友達と自分を比較する必要がないことです。
本来であれば、狭いコミュニティの中で人と自分を比較して一喜一憂するのは不毛な時間。
小さな世界に囚われずに、本当に自分の幸せに向き合えます。
無理をする必要がない
友達がいなければ、友達のために無理をする必要がなくなります。
友達のために無理をして、自分を犠牲にしている人は少なくないものです。
「自分が我慢すれば丸くおさまる」と考えて行動するのは、もちろんやさしさでもありますが、わずらわしさを避けたいがための行動でもあるのではないでしょうか。
自分を大切にできないのはつらいことです。自分を犠牲にする必要がなくなるのが、友達がいないメリットと言えます。
友達がいないデメリット
友達がいないことには、デメリットも存在します。
メリットとデメリットどちらも把握して、考えることが大切です。
悩みや不安を相談できない
友達がいないと、悩みや不安を相談できない場合があります。
「悩みは恋人が聞いてくれる」「不安は家族に相談する」というケースも考えられますが、友達に聞いてもらいたいことができたときには寂しい気持ちになるでしょう。
友達に「気持ちわかるよ」と共感してもらえることで、救われることがあるのも事実です。
楽しいことを共有できない
悩みや不安と同じように、楽しいことも共有できません。
「あそこは恋人よりも友達と行ったほうが楽しい」「女同士で盛り上がりたい」ということもあるかと思います。
友達にわずらわされることがないぶん、楽しさを共有して倍増させることもできなくなります。
友達がいることで広がる世界がある
友達がいるからこそ、新しい発見や気づきがあるケースも。
たまに傷つけられることもあるかもしれませんが、そこからも学びがあるものですよね。
1人で過ごすのと、友達と一緒に過ごすのとでは、あなたの世界の広がり方に違いがでるでしょう。
友達は時間の流れの中で変わっていく
「友達はずっと友達」「友情は変わらない大切なもの」というのも昔からずっと聞いてきた言葉ですが、実際には友達との関係は時間の流れの中で変化します。
就職、結婚、出産などのライフステージの変化の中で、それぞれの生き方は細かく枝分かれしていきます。
そのときどきで、気持ちをわかりあえる友達は変わるものです。誰ともわかりあえずに関わりがプレッシャーになることもあります。
経済格差だって生まれます。自分とあまりに状況が違う友達といることは、居心地悪く感じることもあるでしょう。
友達が変わることや1人になりたい時期があるのは、冷たい考え方ではなく自然な流れです。
もしも今友達がいらないと思うのであれば、あなたにとって友達が必要ないフェーズにきていると言えます。
また必要になったときには、昔の友達と縁が繋がったり、新しい友達が現れたりするでしょう。
「不変の友情」に呪いのように囚われて、自分を苦しめる必要はありません。
1人の時間の楽しみ方
友達がいない状態を、充実したものにするか寂しいものにするかどうかは自分次第です。
最後に、贅沢なお1人様時間を過ごし方をご紹介します。
映画やドラマ、読書を楽しむ
友達付き合いに費やしていた時間を、1人で映画やドラマ、読書をする時間に当てるのがおすすめです。
映画やドラマ、読書は1人のほうが集中して楽しめますよね。
友達の好みに合わせて選ぶ必要もないので、本当にあなたが気になるものをたっぷり楽しんでください。
シリーズもののドラマを見ていれば、あっという間に時間が経ってしまいます。
おしゃれなカフェ巡り
おしゃれなカフェ巡りも、1人の時間を充実したものにしてくれます。
レストランなどのお食事処は1人では入りにくいという人もいるかもしれません。
けれど、カフェであれば1人でも気楽に入れますよね。
ゆっくりと時間を過ごして、素敵な写真もたくさん撮りましょう。
自分磨きに力を入れる
1人の時間は、自分を磨くチャンスです。
ダイエットや筋トレをして、美ボディを目指しましょう。友達とのご飯がなければ、食事制限もしやすくなります。
また、友達付き合いに使っていた出費を美容に費やすこともできるようになります。
エステに行ったり、美容院で少し高めのトリートメントにトライしてみるのも素敵ですね。
資格試験の勉強をする
1人であれば、資格試験にも集中して取り組めます。
将来のために時間を使うのは、自分でも気持ちがいいですよね。
自分の未来のために計画を立てて知識や技術を身に着けることは、将来への不安もなくしてくれます。
ひたすらダラダラ過ごす
1人だからこそ、ひたすらダラダラ過ごすことも可能です。
誰もが忙しい現代社会において、「何もしない」というのは最高の贅沢ではないでしょうか。
お気に入りのハーブティーやお酒をお供にするのもいいですね。
手の込んだお料理にチャレンジ
友達がいなければ、時間に余裕ができます。
1人の休日に、手の込んだお料理やお菓子作りにチャレンジするのもおすすめです。
自分で作る料理は材料や分量もすべて自分で決められるので安心。罪悪感なく食事を楽しめます。
友達に振り回されずに生きよう
友達がいるかいないかは、実は重要なことではありません。
大切なのは、今のあなたにとって友達が必要かどうかを見極めることです。
友達が必要な人の中でも、どのくらいの人数の友達が必要かは人によって違ってくるでしょう。
今友達がいらないと思う人でも、時間が経てば必要だと感じるときがくるかもしれません。
あなたが今自分にとって友達が必要ないと判断したのであれば、周りの目を気にしたり遠慮したりする必要はありません。
その時々の自分の気持ちに正直になってください。周囲に振り回されずに居心地よく行きましょう。
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