MBTI診断のINFJってどんな人？
最近注目を集めているMBTI診断。自分や他者への理解を深めるために有効な手段として知られています。
企業の人事に取り入れられていることも。
実際に自分の性格タイプがわかったら、今度はそれをどのように活かしていくべきかを知りたいですよね。
今回の記事ではINFJ（提唱者）の特徴についてご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
INFJの性格
MBTI診断のINFJは、提唱者と呼ばれる性格タイプです。
理想主義で、自分が正しいと思う行動を取ることを大切にします。
周囲の人にも影響を与えながら、自分がするべきだと思うことに精力的に取り組むのが特徴です。
共感力が高く優しい人たちですが、頑固な面から誤解されてしまうこともあります。
深い人間関係を好み、繊細な性質でもあることから、人に誤解されたり嫌われたりすると深く傷つきます。
提唱者はMBTIの中でも珍しい性格タイプであるために、「自分は他人と違う」と孤独感を抱くことも…。
アルファベットから見るINFJの特徴
MBTI診断のアルファベットには、それぞれ意味があります。
まずは、INFJの特徴を4つのアルファベットから見てみましょう。
I：Introvert（内向型）
INFJのIは、内向型の性質を表します。E（外国型）の性質と対になるものです。
I（内向型）とE（外向型）は、それぞれ興味関心の方向やエネルギーをどこから得るかを示しています。
内向型の特性を強く持つINFJは興味や関心の方向が内側を向いています。
エネルギーを自分の内側から得るタイプで、1人の時間がとても大切です。
自分のペースでリラックスして過ごす時間が、エネルギーの源になります。
N： iNtuitive（直感型）
Nは、直感型です。S（感覚型）の性質と対になっています。
N（直感型）とS（感覚型）は、情報の受け取り方、ものの見方を示します。
感覚型が目の前の事実や具体的な具体的な根拠から目の前の事実を判断するのに対し、直感型は将来のイメージや可能性を考えて判断するタイプです。
ひらめきやアイデアも大切にします。
F： Feeler（感情型）
INFJは、F（感情型）の特性を持ちます。Fは、T（論理型）と対になる性質です。
F（感情型）とT（論理型）は、判断の仕方や意思決定のスタイルを表します。
感情型の性質を強く持つINFJは、目の前の事実や効率よりも人との関係や感情を大切にします。
自分が下す判断によって、周囲との関係はどうなるか、誰かを傷つけることがないかということに強く意識を向けて考える傾向があります。
J：Judger（判断型）
INFJのJは、判断型の特性を表すアルファベットです。P（知覚型）と対になっています。
J（判断型）とP（知覚型）は、行動スタイルや外部との接し方の傾向を示します。
判断型の特性を持つINFJは、計画的に物事を進めることを好みます。
情報を取捨選択して効率的に物事を進めるのが得意な一方で、臨機応変に対応したりマルチタスクをこなしたりするのは苦手です。
INFJの長所と短所
すべての性格タイプには、長所と見られるところもあれば、短所と考えられる部分もあります。
ここからはINFJの長所と短所をご紹介します。
INFJの長所
INFJには、次のような長所があります。
共感力が高い
繊細なINFJは、他者の感情にも敏感で、相手の気持ちを汲み取るのが得意です。
他の人の気持ちを自分のことのように感じて寄り添えます。
他者のサポートが得意
他者の気持ちを汲み取る能力に優れ、利他的な考えの持ち主でもあるため、サポート役にまわるのが得意です。
困っている相手のニーズをうまく理解して、力になれます。
そのため人から信頼されて、良い人間関係を築くのも得意です。
直感が鋭い
直感が鋭いのも、INFJの特徴であり長所です。
物事を全体像で捉え、本質を見抜く力があります。
クリエイティブな能力と合わせて、問題解決への道筋を考える能力に長けています。
決断力がある
INFJは決断力があり、自信を持って意思決定をします。
物事の本質を深く考えたうえで、自分と周囲の感情も大切にして決断を下すのが特徴です。
クリエイティブ
物事の本質を見抜く目を持っていて、感情も豊かなために、独創的なアイデアを生み出します。
感情や価値観を作品に反映させて、斬新なものを生み出すのも得意です。
平和主義
INFJは他者との争いを好みません。
問題が起こっても、穏便に解決できる道筋を探します。
穏やかな環境を好むため、周囲と衝突することなく円滑に人間関係を築けます。
INFJの短所
一方で、次のような特徴はINFJの短所と考えられています。
ストレスに弱い
繊細なINFJはストレスに弱い傾向があります。
周囲の目を必要以上に気にして、精神的に疲弊してしまうことも。
共感力が高いのは強みでもありますが、他者の悩みも自分のことのように捉えて落ち込むことも少なくありません。
プレッシャーの大きな環境からは、つい逃げ出しがちです。
完璧主義
完璧主義はかならずしも悪いことではありませんが、こだわりが強すぎると自分や周囲を苦しめることになります。
理想と現実のギャップに耐えられずにストレスを感じたり、一つのことに必要以上に時間をかけてしまったりする傾向があります。
自己犠牲の精神が強い
人を喜ばせるのが好きであったり嫌われるのを過度におそれたりするために、自分が犠牲になることが多くなります。
キャパオーバーの頼まれごとを引き受けて、負担が大きくなっている状況も見られます。
INFJに向いている働き方は？
INFJは、どのような職場でどのような仕事をするのが向いているのでしょうか。
INFJに向いている職場環境の特徴
まずは、INFJに向いている職場環境について解説します。
ぜひ働きやすい環境や能力を発揮できる仕事を見つけるときの参考にしてください。
自分のペースでできる
INFJは自己管理が得意な一方で、他人から厳しく管理されるとプレッシャーを感じます。
厳しくされることで、かえってモチベーションが落ちてパフォーマンスを発揮できないことも。
決められた時間働くよりも、自分で勤務時間の調整ができる職場環境が理想的です。
静かな環境
繊細な気質を持つINFJは、わちゃわちゃとした環境はあまり得意ではありません。
リモートワークや個室でできる仕事のほうが、能力を発揮できる傾向があります。
1人体制または少人数体制
大勢で連携して行う仕事よりも、1人や少人数で進められる環境のほうが居心地よく仕事ができます。
また、人間関係を重んじるINFJにとって、他者とのコミュニケーションがとりやすい職場環境のほうが安心して働けます。
INFJに向いている仕事の特徴
INFJは、クリエイティブな仕事や他者に寄り添う仕事が向いていると言われています。
クリエイティブな仕事
物事の本質を見通し、かつ独創的な考え方を持っているINFJは、クリエイティブな仕事が向いています。
特に感情表現をともなう作品づくりでは、大いに才能を発揮できるでしょう。
他者に寄り添う仕事
共感力と直観力に優れているのもINFJの特徴です。
人の悩みや相談に寄り添って、解決策を導き出す力があります。
また使命感が強いので、「人を助ける」という目的意識の強い仕事は、INFJの性質にぴったりとハマりやすいのです。
INFJに向いていない仕事の特徴
INFJは、ルーティンワークが多い仕事、ルールが厳しい仕事、競争が激しい仕事は苦手な傾向があります。
ルーティンワークが多い仕事
ルーティンワークができないわけではありませんが、独創的なアイデアやひらめきに優れているINFJは同じ作業を繰り返すことを退屈に感じます。
また、仕事に意義を見出すことに価値が感じるので、明確な目的がわかりにくい作業をコツコツと続けるのは苦手です。
ルールの厳しい仕事
ルールが厳しいと、INFJは自分の能力が活かせていないと感じてストレスになります。
上下関係が厳しい職場も苦手です。
競争の激しい仕事
繊細で人と深い関係を結ぶことを重んじるINFJは、競争の激しい仕事には向きません。
他者の競争意識やネガティブな感情も感じやすく、大きなストレスがかかります。
責任の思い仕事
繊細でストレスに弱いINFJは、責任が重すぎる仕事だと精神的に潰れてしまうおそれがあります。
人の生命に関わったり、大きなお金を動かしたりする仕事は向いていないと言われています。
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INFJの恋愛傾向は？
INFJは、恋愛においても心のつながりを何よりも重要視します。
表面的な関係や一時的な関係には魅力を感じず、真剣な交際を望みます。
相手への思いが強いために、過去の恋愛に執着する傾向も。
結婚においては、現実離れした高い理想を持ち、現実とのギャップに悩むことも考えられます。
真剣な恋愛観を大切にしつつも、理想と現実をしっかりと把握して柔軟に考えることが大切です。
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INFJと相性のいい性格タイプ
MBTI診断では、16種類の性格タイプにわけられます。
その中でも、INFJと相性がいいと言われている性格タイプについてご紹介します。
ESTJ（幹部）
INFJと最も相性がいいと言われているのが、ESTJです。
お互いの強みと弱みを支え合いながら、協力していける関係で、友だち、恋愛、仕事においても相性が抜群です。
また、ESTJはコミュニケーション能力が高いので、相手を気遣うINFJも神経をすり減らすことなく付き合うことができます。
INTJ（建築家）
INTJは、INFJと似た性格タイプです。
内向的で想像力が豊かな似た者同士で、ストレスなく付き合えます。
ただ強みや弱みが似通っているために、2人で一緒に同じ問題に躓きやすくなります。
ENTJ（指揮官）
ENTJは外向的でINFJと違う性質を持っていながら、お互いの強みと弱みを補い合える関係性です。
どちらも長いスパンで物事を見通すことが得意なので、同じ目標に向かって進んでいけるでしょう。
ISTP（巨匠）
人や物事を公平するISTPとは、INFJはストレスなく付き合えます。
ISTPから見ても、自分の考えや価値観をしっかりと理解してくれようとするINFJに好感が持てるでしょう。
INFP（仲介者）
INFPは、INFJと同じように、繊細な気質と他人への思いやりを持った性格タイプです。
お互いに共感力が高く相手の苦しみがわかるので、居心地よく過ごせます。
INFJ-AとINFJ-T
INFJは、さらにINFJ-AとINFJ-Tの2種類の性格タイプに分類されます。
同じINFJですが、少し異なった特徴を持ちます。
INFJ-A（自己主張型）
INFJ-Aは、INFJの中でもポジティブ思考で他人との関係構築が得意なタイプです。
理想に向かって計画的に物事を進めていき、目標が叶ったときには大きな達成感を抱きます。
ストレスに弱い傾向があるINFJですが、INFJ-Aは比較的ストレス耐性が強く、目標に向かって粘り強く努力を続けられるのが強みです。
短所としては、自信過剰になりやすい側面があります。
INFJ-T（神経型）
INFJ-Tは想像力豊かで好奇心旺盛、INFJの中でも特に他人への共感力が高いタイプです。
勤勉で誠実なこともあり、周囲からの信頼が厚い傾向があります。
ただ、ストレスに弱く周囲の目を過剰に気にするために、ダメージを受けやすい特徴があります。
周囲の評価を気にして、INFJ-Aに比べて行動が遅くなりがちです。
INFJの特徴を知って生活に活かそう
自分が持つ特徴はわかっているようで、自分でもあいまいな認識なことがありますよね。
INFJの性質を知ることで、自分や他人との向き合い方が見えてきます。
自分の長所や向いている仕事、逆に弱みや苦手なことがわかれば、人生は行きやすくなるでしょう。
普段の生活を送るうえの判断材料の一つとして、ぜひ活用してみてください。
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