*当ページのリンクには広告が含まれています。
30代になってから生きづらいと感じる…
30代に入ってから、生きづらさを感じる…。
そんなふうに感じているのは、あなただけではありません。
今回の記事では、30代の女性が生きづらいと感じる理由について解説します。
生きづらいときの対処法や自分らしく生きるための考え方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
30代女性が生きづらい理由
なんとなく生きづらいと感じているのにも理由があります。
まずは、30代の女性が生きづらさを感じる原因について見ていきましょう。
体調や心の変化
女性ホルモンの分泌量は25歳頃がピークと言われています。その後は、40代後半までゆるやかに減少していくのです。
女性ホルモンが減っていくことでホルモンバランスが揺らぎ、体調や心に変化が訪れることがあります。
20代のときにはなかったような頭痛やめまい、吐き気、体の火照りなどさまざまな症状となって現れることが。
また精神面でも気分が落ち込みやすかったりイライラしやすかったりするのを感じる人もいるでしょう。
結婚や出産、子育てなど
30代で大きなライフスタイルの変化を迎える女性も多いもの。
結婚によって安定感を得られる一方で、パートナーとの共同生活によって我慢が必要となる場面もあります。
また、出産による体の変化や子育てのストレスなどに気持ちがついていかないこともあるでしょう。
家族と一緒にいても、自分1人で悩みを抱えて孤独を感じている人は少なくありません。
結婚や出産へのプレッシャー
一方で、独身の場合は結婚や出産へのプレッシャーから生きづらさを感じることもあります。
女性の生き方が多様化する中で、結婚や出産を選択しない人もたくさんいます。
しかし、親世代の価値観はアップデートされていないことも多いもの。周囲からの結婚や出産への圧を感じるケースは珍しくありません。
また、自分自身が結婚や出産を望んでいる場合には、年齢に対する焦りが出てきます。
同じくらいの年齢の友だちが結婚や出産をしていく姿を見て、落ち込むこともあるでしょう。
計画が立てづらい
30代の女性はライフイベントが多いために、直近の計画が立てづらくなります。
引っ越したいと思っていても、結婚を望んでいる場合には部屋の購入に踏み切れないかもしれません。
妊活をしている場合には、就職や転職を望んでいても躊躇する場合もあるでしょう。
プライベートの予定がはっきりしないために、キャリアの予定も組みにくいのです。
はっきりしない未来に対する苛立ちや不安はストレスのもとになります。
仕事での責任が重くなる
30代に入って、仕事で昇格する女性も多いと考えられます。
素晴らしいことですが、責任が重くなったぶんのプレッシャーは大きくなります。
プレッシャーに耐えられる度合いは人それぞれ。自分のキャパ以上のプレッシャーが心の負担となる人もいるでしょう。
さらに仕事でのポジションが上がったぶん、周囲のことを配慮しなければならない場面も増えるはずです。
知らずしらずのうちにストレスがかかり、生きづらいと感じることもあるでしょう。
友だちとの差
30代は女性にとって、人生が枝分かれしていくタイミングです。
結婚するしない、子どもを持つ持たない、専業主婦か働くかなど、周囲の友だちとの生き方が別れていきます。
仕事や配偶者によって、経済的な格差も生まれるでしょう。
たとえば育児でボロボロになっているときに、友だちがキラキラと社会で活躍している姿を見ればうらやましい気持ちになるかもしれません。
仕事が大変なときに専業主婦の友だちを見れば、つらくなることもあるでしょう。
今まで同じような人生を歩んできた友だちとの生き方が枝分かれする瞬間は、自分と違うものが目に入りやすくなります。
隣の芝生は青く見えるもの。自分にないものを持っている友だちに嫉妬して生きづらいと感じることも考えられます。
自分と違う人生を見たときには、自分で決めたはずの生き方に「本当にこれでよかったのか」と迷いが出てくることもあるでしょう。
20代に思い描いていた姿とのギャップ
友だちとの差以上に30代の女性を落ち込ませるのは、20代のときに思い描いていた30代の自分の姿とのギャップではないでしょうか。
30代になれば責任ある仕事を任されて活躍して、ハイブランドの服やバッグで武装して高級ホテルやレストランに出入りしている…そんな姿を想像していた女性も多いでしょう。
もちろんそういった30代の女性もいます。しかし、多くの30代女性はそれほど余裕のある生活を送っているわけではありません。
メディアやSNSで見かけるのは特定の女性の一部分のみ。想像していた通りにならなかったという女性も多いでしょう。
30代には結婚して子どももいると想像していたけれど、実際には違ったという人も少なくないのではないでしょうか。
日本の女性の平均初婚年齢は令和4年時点で29.7歳です。平均を見て、20代のときにはなんとなく自分も30前後で結婚すると思っている女性は多いと思われます。
しかし、この数字は都会で働く女性から田舎で生活する女性まですべてを含めたもの。一律の条件で出されたものではありません。
今は30代後半や40代で婚活を頑張っている素敵な女性もたくさん存在します。しかしそのような情報は、実際その年齢になってみないとなかなか自分のところに入ってこないものですよね。
思い描いていた姿とのギャップに戸惑いを感じ、「こんなはずではなかった」と落ち込む瞬間もあるかもしれません。
生きづらいと感じるときの対処法
30代女性特有の体や心の不調によって生きづらさを感じるときに、試してもらいたい対処法についてまとめました。
バランスのいい食事を取る
私たちの体や心は食事の影響を受けていることが少なくありません。
忙しいと、スーパーやコンビニのお弁当や菓子パン、お惣菜などで済ませてしまいがちです。
スーパーやコンビニを利用するのが悪いと言っているわけではありません。
今のスーパーやおいしいものもたくさんあって、健康に配慮されている商品も多く存在しますよね。
ただあまり毎日外食に頼っていると、自分がどんな栄養素をとっていて、どのような添加物を摂取しているのかもわからなくなってしまいます。
忙しい30代女性。手の込んだ料理でなくても大丈夫です。自炊することで自分が食べているものに何が入っているのか把握しておくことが大切です。
普段少し自分で食事を用意することを心がけて、たまに誰かが作ってくれた外食を楽しめば贅沢な気持ちにもなれます。
バランスよく栄養素を取り入れるためには、さまざまな色の食材を組み合わせてカラフルにするのがおすすめです。
適度な運動を
適度に体を動かすことは、体も心も健康にします。
運動が苦手という人でも、少し早起きして散歩するだけで大丈夫。気分が明るくなるでしょう。
仕事の帰りに少し遠い駅でおりて、一駅分歩くのもおすすめです。
ヨガやストレッチをするのもいいですね。YouTubeにはたくさん動画が上がっているので、自分の部屋でも手軽に行えます。
体をほぐせば、自然と心もほぐれます。
深い呼吸を意識
私たちは普通に生活していると、ついつい呼吸が浅くなりがちです。
副交感神経が優位になると、呼吸は浅く速くなります。つまり緊張している状態です。
逆に交感神経が優位になりリラックスしているときには、自然と深い呼吸になります。
「少し疲れているな」「精神的にきついな」と思ったときは、深い呼吸を意識してみてください。
呼吸を意識するだけで、自律神経が整ってきます。
睡眠環境を整える
気分よく毎日を過ごすためには、良質な睡眠が効果的です。
必要な睡眠時間は人によって違いますが、多くの人にとって健康と美容のためには7~8時間の睡眠が最適だと言われています。
そして長さも大切ですが、それ以上に睡眠の質が大切です。
眠る3時間前までには食事を済ませる、シャワーで済ませずバスタブにお湯をためて入浴する、などすっきり眠れる工夫をしてみましょう。
朝起きて太陽を浴びたり、お昼に体を動かしたりすることも良質な睡眠に繋がります。
体がつらいときには病院を受診
体がつらいときには「30代なのでこれくらいは仕方ない…」と思わずに病院を受診することをおすすめします。
もしかしたら、自分では気づいていない病気が隠れているかもしれません。
体の不調は、あなたの心や体からのSOS。気になる場合には診てもらうことで安心もできますよね。
健康診断を受けて、定期的に自分の体をチェックするのも安心して過ごすために効果的です。
リラックスできる1人時間の確保
仕事をしている人、家事をしている人、育児をしている人、その全てをしている人…いずれにしても30代の女性はみんなとても忙しい…。
毎日の生活に追われていると、つい自分のことをないがしろにしてしまいます。
そして家族や職場の人、友だちなど常に人に囲まれていると、いつも誰かに気を遣い、自分が思っている以上に疲れているはずです。
1日の間に少しだけでも、1人で自分のために過ごせる時間を確保するのが理想的です。
ゆっくり湯舟につかったりアロマを炊いてリラックスしたり…周囲の人に協力してもらって好きなことをできる時間を確保したいところです。
計画を立て過ぎようとしない
30代女性が生きづらい理由の1つが、今後の計画の立てづらさだと思います。
「自分はいつ結婚するのだろう?」「何歳で出産するのだろう?」
自分でもいつ起こるのかわからないライフイベントに、計画を振り回されがちです。
あまりきっちりと計画を立てようとすると、焦りや苛立ちの原因となります。
いざそのときがくれば、そのときに軌道修正して何とかなるものです。
「なるようになる」くらいの気持ちで、先のわからない未来に不安になるよりも今目の前のやるべきことやできることに集中しましょう。
1人で抱え込まずに人に相談する
つらい気持ちを1人で抱え込んでいる30代女性は本当に多いもの。
30代は、十分に大人と言える年齢です。けれど実際には、20代を生きてきた延長線上。それほど強く大人にはなれていない人がほとんどではないでしょうか。
それを必死で大人のふりをして生きている。それが30代女性だと思います。
30代は実はそんなに大人ではありません。つらいときには弱音を吐いたっていいのです。
家事や育児がつらいときには、パートナーに話をしましょう。
1人で頑張っている場合には、信頼できる友だちや先輩に頼りましょう。
仕事がキャパオーバーのときには、上司や同僚に相談しましょう。
誰かに聞いてもらうだけでも心は軽くなるものです。
そして第三者の意見は、思わぬ解決策を導きだしてくれることが少なくありません。
自分らしく生きるための考え方
30代の女性が生きづらいと感じるのは、気持ちに落ち込みによるところも大きいもの。
ここからは、30代女性が自分らしく生きるための考え方についてご紹介します。
自分を肯定する
まずは、あなたがあなたのことを肯定してあげてください。
「20代の頃思い描いていた自分とは違う…」と思っている人も多いかもしれません。
しかし、あなたはこれまでも一生懸命自分のためにさまざまな選択をしながら人生を歩んできたはずです。
自分のために考え抜いてたどり着いた今は、あなたにとって間違いなく正解なはず。
そしてこれからもあなたの道は続いていきます。今いる地点は途中経過に過ぎません。
人はつい肩書や財産で自分の価値をはかりがちです。けれど実際には、あなたの存在自体に価値があります。
自分で納得していない部分がたくさんあったとしても、あなたが自分のことを認めて愛してあげるのが第一歩です。
あなたが自分を大切にしていれば、自然と周囲からも大切にされるようになります。
「自分には価値がある」と認識することで、周囲の人からも「価値のある人」として扱われるようになるのです。
他人と比べない
気持ちが凹む多くの原因は、自分と他人を比べることにあります。
特に30代の女性は、人生が枝分かれしているとき。友だちと自分の違いに落ち込むこともあるでしょう。
友だちがうらやましく見えれば自分の選択に自信をなくして、生きづらいと感じることもあるかもしれません。
しかし人生は、何かを得れば何かを失う仕組みになっています。
あなたが何かを選んで何かを失ってきたように、あなたがうらやましいと思う友だちもそれを得たときに何かを失っています。
他人から見ると似たような生き方をしているように見える人でも、同じように生きている人は1人もいません。
「あの子のほうが私より収入が多い」「彼女はもう子どもが3人いる」と比較することには本当に意味がありません。
そして誰かが幸せでも不幸でも、あなたの幸せや不幸に何の影響もないのです。
30代は「結婚が…」「出産が…」と焦るタイミングでもあるかと思います。しかし、たとえばたまたま同じ学年であったとしても見た目年齢も体内年齢も精神年齢も人によって違います。
「みんながそうしているから〇歳で〇〇をしないと」と考えるのは、少し雑すぎるのではないでしょうか。
あなたにはあなたのペースがあります。他人のことばかり見て、自分のペースを乱されないようにしましょう。
他人を見ずに、自分の心の声に集中するようにしてください。
誰とも違うあなただけの人生を楽しんで
30代を生きづらいと感じている女性は、あなただけではありません。
大きなライフイベントがギュッとつまった人生の中でも濃い時期でもあります。
あなたと同じ人生を生きている人は1人もいません。そしてそれは他の人も同じです。
ぜひ孤独や焦りよりも、オリジナルの自分を生きている楽しさに目を向けるようにしてみてください。
コメント